皆さんキーボードは何を使っていますか?
私はここ数年はHHKB Professional JP(PD-KB420B)を愛用しています。
USBはType-Cが主流な今、コレはminiB端子のキーボードです(笑)
長らく使ってきて、HHKB特有のパチパチ音が気になってきたのと、キーの重さが重く感じてきたので、静音化とラバードーム交換にチャレンジしてみようと思います。
この記事はこんな方へおすすめです!
- Type-S以外のHHKBを使用していて、静音化にチャレンジしてみたい方
- 長らくHHKBを使用していて、キーの重さが気になっている方
HHKBとは?
この記事を見つけてくださった方には説明不要かと思いますが、HHKBというキーボードの特徴だけまとめておきます。
もしお持ちでなくて、気になっている方は一度触ってみることをおすすめしますよ。
HHKBの主な特徴
- HHKBは、Happy Hacking Keyboardの略で、日本のPFUが製造・販売するコンパクトキーボードの一つである。
- HHKBは、フルサイズキーボードに比べて小型で軽量なため、持ち運びやすく、省スペースで使用できる。
- HHKBのキースイッチには、PFU独自の静電容量無接点方式を採用しており、押下時の音が静かで、タッチの軽いタイピングが可能である。
- HHKBは、プログラマーやエンジニアなどのテクニカルなユーザーをターゲットにしていることから、MacやWindows、Linuxなどの多様なOSに対応している。
- HHKBは、キーの数が少なく、キー配置が広くなっており、タイピング時の手首の疲れを軽減できる。
- HHKBは、ポータブル性が高く、薄型で軽量なため、持ち運びに便利である。
静音化・オーバーホールのために購入したもの

- 静音化リング
→DESKEYSのDES Topre Silencing Rings #3Thin 120 pcsを購入(画像左側)
Type-Sは0.2mmのものが入っているようだが、同じはつまらないので0.3mmの#3を選択
静音化の為に使用 - 静電容量無接点方式用の交換用ラバードーム
→DESKEYSのDES-DOMES CARROTS 35g 68pcsを購入(画像右側)
純正は45gくらいのはずだが、少し軽めの打鍵感を試してみたく35gを選択
打鍵感の改善の為に使用 - リュブ(グリス)
→メルカリでKrytox GPL 204g0を購入
静音化の為に使用
静音リングとリュブはAmazonで入手できる以下でも代用可能だと思います。
静音化・オーバーホール手順
それでは早速いじっていきましょう!
分解は保証対象外の行為です。
以降の手順は自己責任で行ってください。
1.キートップをすべて外す

今回は静音化リングとリュブを仕込むため、キートップをすべて外します。
キートップを外す際は以下のようなワイヤー式がキーを傷つけないのでオススメです!
HHKBのキートップセットに付属している金属の爪で引っ掛けるタイプのものは最悪キーを傷つけるので使用する際は、ご注意ください。
2.キーボードをパカッとしケーブルを外す

HHKB Professional JPはキーボード背面の3本のネジを外し、背中側(USB指す方)から開けばパカッとできます。
虹色のケーブルが2つの基盤を繋いでいるので、小さい基盤の方に刺さっているコネクタを外します。
この時、線や基盤を傷つけないように注意してください。
爪をグリグリいれて慎重にやれば引っこ抜けます。
3.大きい基盤を外して避けておく

大きい基盤はネジを17本外せば取り外せます。
大きい基盤はあとで使用するので外して避けておきます。
大きい基盤には灰色のラバードームとスプリングが軽い両面テープでついていますので、取り外す際は外装を持ち上げたほうが良いです。
※基盤を持ち上げるとボロボロ取れてしまうので注意してください。
4.外装からスライダーを外す


外装にハマっているスライダーを表側からぐっと押して外します。
この時指でも押してもいいですが、結構痛い&数が多いので細い六角レンチ等で押したほうが体へのダメージが少ないです。
JPはキーもスライダーも69個あるのでなかなか大変でした。
USは60個なので多少マシだと思います。
5.リュブ(潤滑剤)をスライダーのレールへ塗る

スライダーが外れたら外装側のスライダーのレール(赤丸部分)へリュブを薄く塗ります。
※すべてのレールが対象です。
Enter,Shift,Spaceキーはレールが無いため塗らなくても大丈夫です。
Enterの枠に試しに塗ってみたところ、かなりキーの戻りが遅くなったのでオススメはしません。
本来細い筆を使用したほうが良いらしいのですが、ちょうどいい筆がなかったので綿棒で塗りました。
リュブの塗る量でキーの戻りや打鍵感に影響します。
塗りすぎると戻りが遅くなったりしますので、最初は薄く塗って物足りなければ増やすのをオススメします。
6.静音化リングをスライダーにはめる


外したスライダーの筒部分へ静音化リングをはめていきます。
リングがかなり小さい&薄いため、ピンセットを使用したほうが良いでしょう。
全てのスライダーへはめてください。
7.全てのスライダーを外装に戻す

静音化リングをはめたスライダーをもとに戻していきます。
この時Enter,Shift,Spaceキーのワイヤーパーツ部分にリュブを塗りたくってやるとカチャカチャ言わなくなります。
※ただし塗りすぎると基盤につく恐れがあるため、ほどほどに・・・
8.ラバードームを交換する
※ラバードームを交換しない方はラバードームの手順をスキップし、組み立て手順を実施してください。※


オリジナルのラバードームをはずし、バネを出しておきます。
バネはかなり転がったり弾んだりしますので、落とさないように気をつけてください。
私も作業中何度か飛んでいきました(笑)
オリジナルラバードームはいつか使うかもしれないので、捨てずに保存しておきましょう。
外装部分に新しいラバードームを乗せておきます。
スライダーが押された状態だと乗せにくい為、写真のようになにかに引っ掛けてスライダーが開放された状態にすると良いです。
DESKEYSのラバードームは4ドーム1セットになっていますので、連続で乗せられるところにはそのまま使用し、1ドーム、3ドームの部分へはカットして使用します。
9.スプリングを乗せる

新しいラバードームの配置が終わったら、オリジナルのスプリングを乗せていきましょう。
丸い部分にピッタリ収まるように配置してください。
ずれているとキーが押せなかったりしますのでご注意ください。
10.大きい基盤を乗せ、組み立てる

ドームとリングを乗せたら、基盤を乗せます。
この時基盤の方を乗せないと、ドームとリングが落ちてきますので気をつけてください。
基盤をネジ止めしたら虹色のケーブルを小さい基盤に接続します。
あとは外装を閉じて3本のネジ止めをして組み直します。
外装にはネジがない側の方が爪で固定されるようになっているのでかみ合わせを確認しながら閉じてください。
11.キートップを元に戻す


あとは簡単、キートップを元あったように取り付けるだけです。
私はこのタイミングでキーの色を白に変更してみたため、一番最初と色が違います。
墨の躯体に白いキートップ、赤いキートップ、青いキートップの組み合わせも可愛いのでおすすめです。
作業したことでどう変わったか
静音性について
静音化リングを装着したおかげで、キーが戻ってくるときの「パチパチ」という音がかなり軽減しました。
また、リュブを塗ったおかげで押し心地やキーの戻りがかなり滑らかになりました。
上記の相乗効果でもともとの「パチパチ」という音からType-Sの「コトコト」という音へ変わりました。
純正のType-Sより静かになったと思います。
個人的には大満足です!!(*^^*)
HHKBを静かにしたいなとお考えの方にはオススメします!
作業前と作業後の動画も低画質ですが貼っておきます。
参考になれば幸いです。
作業前
作業後
打鍵感について
ラバードームをDESKEYSのキャロット35gに変更したことで、純正のラバードームに比べてかなり軽く押せるようになりました。
軽いけど「カクッ」という押し心地は残っており、非常に自分好みでした。
純正のラバードームだと「少し重いな」と感じていたのですが、交換後は思いと感じることはなくなりました。
この記事も作業後のキーボードで書いていますが、かなり楽に打てるようになったのでラバードーム交換も大満足の結果でした。
打鍵感は動画でお伝えできないと思いますが、こちらも作業前、作業後の動画を貼っておきます。
参考になれば幸いです。